こんにちは。
ながしです。
先日、三重県の南紀あたりと、和歌山の白浜に家族で旅行に行きました
マーケティング的にネタにできることを探していたのですが…
なかなか面白いネタがなくて苦戦しました。
ですが、熊野あたりで有名な地ビールやチューハイに注目しました。
- 熊野古道ビール
- 三重の南紀のレモンを使ったチューハイ
です。

すごくフルーティーで、ドイツビールっぽい
飲んでみて、
バーで飲んだことあるビールだと感じた。
あまり日本人に好まれているスーパードライのような、
食事に合う感じのビールではないかも。

なぜわざわざ人は、観光地で地ビールを買うのか?
熊野古道ビールって通販で買える。
しかし、なぜ観光地でビールを買ってしまうのか?
地ビールとは、地元で生産されたもので、地元を盛り上げる性質のもの。
地ビール好きな人は、
いろんな観光地のビールを飲み歩いており、
そういう地ビール飲み歩きという趣味の人もいるらしい。
コレクターというか。
最近流行りの御朱印集めや
スタンプラリー的なものと同じ匂いがした。
人は不完全性を嫌う。コレクター魂を利用してビジネスをしている例
地ビールのように、地元のビールの飲み歩きが好きな人。
こういう人ってコレクターだと思います。
記念に缶を保管したりしているようです。
こういう、コレクターの心をうまく利用して、
ビジネスをしている事例はたくさんある。
例えば、ディアゴスティーニ。
- 恐竜の骨
- バイクの模型
- パズル
を販売していますよね。
初回は1000円くらいで、格安価格でおもちゃを購入できる。

2回目以降は3000円くらいの通常価格になる。
そして、全24回で完結するシリーズ物でして、
全部揃えると、合計で数万円の出費になる。
人は途中まで、物事を進めてしまうと最後まで完成させたいという
不完全性を嫌う傾向がある。
こういう不完全が気持ち悪いという、真理をうまくついた商売です。
あとは、アイドルグッズとかでもこの原理をよく利用しています。
よくあるのが、
- 特別版のCD特典
- 通常盤のCD特典
両方の特典をつなぎ合わせると、特定の文字が浮かび上がるとか。
写真になる。
というものを聞いたことがあります。
ファンとしては、同じ曲のCDでも両方買ってしまうという悪どい商売です(笑)
チューハイは地元の業者とタカラが共同で作っているようだ
続いてレモンチューハイの方を見てみる。
裏面をみますと、

缶チューハイを作っているのは、タカラ製造会社。
地元のレモン生産業者が作ったレモンを、使っている。
そして、販売しているのは、地元の販売業者という仕組み。
この製造だけ、別会社に頼むという方法は、
マーケティング的にOEM(オーイーエム)と、呼ばれています。
OEMとは?
製造メーカーが、他社ブランドの商品を製造することです。
今回の場合だと、製造はタカラ。
販売は地元の業者。
という形ですね。
世の中のいろんな商品は、製造だけを他社に任せている物が多いです。
例えば、以前書いた記事で、スターバックに関するものがありました。
スタバのポテチは、スタバが販売しているけど、製造はカルビーが行なっています。
まとめ
以上より、
- 地ビールビジネスは観光地盛り上げという理由もあるが、コレクター魂に訴えかけている
- 不完全性を嫌う心理をうまく利用したビジネスは多い
- 世の中のかなりの商品はOEMである
ということでした。