こんにちは、ながしです。
ところで、みなさんPayPayをご存知ですか?
宮川大輔がやっている、鬱陶しい耳から離れないあのリズミカルなCM。
電子決済サービスの一種です。
最近、やたらとPayPayが使えるお店が増えてきています。
そこで、実際に使ってみて、集客の仕組みを学んでみた。
名古屋アンティークマーケットへ行ってみた
知り合いに誘われて、名古屋の東別院という場所にて、
古いアンティークなものの青空市場が開かれるということで参加することに。
その名も「名古屋アンティークマーケット」。
なぜかお寺の境内の中でやってました。
無駄に人が多かったですが、屋台も出てて雰囲気としては、グッドでした。
ちなみに名古屋アンティークマーケットに出店しているお店は、全てPayPay対応のようです。
ちょうどPayPay使ってみたかったので、よかった(笑)
まず登録しチャージ、花屋さんでめずらしいお花を購入して決済
まずPayPayのアプリをダウンロードして、登録します。
ダウンロードの特典として既に、500円がチャージされていました。
このように、とりあえず使わせようとする工夫は素晴らしい。
とりあえず、試しに使いたい程度だったので、1000円くらいチャージ。

そして、アンティークマーケットを30分くらい徘徊していると、
謎の造花をたくさん売っているお花屋さんを発見。

そのお店で、アンティークな造花を購入します。
木の枝をピンク色に塗っただけっぽいけど…(笑)
一緒に行った知り合いがこれ家に飾りたい!と感動していたので、購入することに。

他にも造花を追加で買って、合計700円です。
安すぎてどうやって利益を出しているのか、気になった。
おそらく、別事業で利益を出しているのだろう、
そして、店頭にあったPayPayのバーコードをアプリで読み込むと…

一瞬で会計が終了してしまい拍子抜けして、びっくり(笑)
- 小銭
- 会計後に発行されるレシート
など煩わしくお財布を、パンパンにする要因がないので、非常に快適。
最近、そう言えば現金をATMで引き出す機会が、めっきり減ったような気がする。
カードとか電子決済の方が、支出の管理がしやすい。
むしろレシートをもらって、記帳する方がマジでめんどくさすぎるんですよね。
なんと使った額の20%が戻ってきた(笑)
PayPayで決済すると、なんと20%のキャッシュバックがありました。

そういえば、2019年5月末までこんなキャンペーンやってましたね。
つまり、700円使うと140円が戻ってきたのです。
ということは、ある程度までキャッシュバックで買い物しまくれるという永久機関のような状態になります。
こんなことあっていいのか?
捨て身で、資金をぶち込んできてて非常に男らしい。
どうやってマネタイズしているのか?
PayPayは現状では、
- 加盟店であるお店の利用料は今後3年間は無料
- エンドユーザーである利用者は、手数料無料でしかもキャッシュバックの大盤振る舞い
と、
どこで儲けているのか本当に謎なサービスです(笑)
ただ、PayPayはお客さんの購買データを集めて、
そのデータをマーケティング会社に販売してマネタイズしている可能性があります。
このように、お客さんの情報を売ることによって商売している会社は実は結構多いです。
有名所だと、帝国データバンクです。
以前、情報販売によるマネタイズに関してこのような記事を書いています。
20%還元の目的は?認知度UPと依存のため
要するに、集客のためです。
PayPayの認知度をUPして、さらに店舗やエンドユーザーをPayPayに依存させるためだと言えます。
こんな大盤振る舞いしてくれる電子決済なら、
また使ってみよう!とエンドユーザーであるお客様に思わせるのです。
そして、どんどんPayPayの認知度とシェアが高まるに連れて、
PayPayじゃないとダメという感じで、お客さんの依存が始まります。
また、店舗側もキャッシュバック期間中は、大きな金額で買い物してくれる人が増えるので、
自然と決済手段して優遇せざるを得ない状況が続きます。
そうすると、他の決済手段を差し置いてでもPayPayを導入し、
今後も運用して行こうかとなるわけです。
依存度を高めて抜けれなくするビジネスモデルは?
このように、依存度合いを高めていく戦略は、
実は多くの企業がやっています。
例えば、仕事上でよく使うチャットアプリとして有名な、チャットワーク。
このチャットワークというサービスは、
サブスクリプションという継続課金ビジネスをやっています。
ちなみに、サブスクリプションとは?についてはこちら。
最初は、無料で利用できることが多いです。
でも、だんだん使用頻度が増えてきて、
使用できる容量が一定数を超えてくると、月数千円の課金が必要になります。
月数千円の課金をしないといけない状態の時には、
もうチャットワークなしにチャットをしたり、仕事をしたりできない状態になっていますので。
みんな、他の媒体に行くこともなく、なんとなく課金し続けてくれます。
チャットワークに対する依存度が高くなってきて、後戻りできないからです。
とにかく電子決済のシェアを取りたい、陣取り合戦
今回のPayPayのキャッシュバック20%キャンペーン。
日本国内で加熱する電子決済サービスの、陣取り合戦だと言えます。
例えば、
- LINE Pay
- PayPay
- Suica
- WAON
などなど、数えると10種類くらいあります。
どれを選んだらいいかわからないし、正直どれでもいい気がします(笑)
わたしは個人的にLINE Payを推しています。
知り合いとご飯に行った時など、LINE Payで割り勘分のお金を送金できるからです。
なので、結構便利だからです。
ちなみに、こういうは陣取り合戦に、中小企業や個人が絶対に参入してはダメです。
なぜなら、多額のキャッシュが必要だからです。
価格競争になって安売り合戦をした末路
例えば、フリースという服の価格競争に関して、いい事例があります
確か、ユニクロがまず最初に3900円くらいでフリースを販売。
その後、他社は3000円、2500円でフリースを販売というように、
どんどん安売り価格競争になってきました。
そして、ユニクロがフリースを1900円で販売した時、
他社は、ついに消耗戦に負けて撤退します。
こんな風にガンガン安売りできるくらいの資金的な体力があり、
資金をばらまけないと、こういうシェアNo1になる戦略は取れないのです。
今回のPayPayの場合も同じです。
ひたすらキャッシュバックを繰り返して、電子決済市場で、陣取りしているわけです。
個人でビジネスするなら、高単価路線一択しかない
ついでに脱線して、話しておくと、
個人でビジネスするなら、大量に資金をばらまく必要のある、
低価格戦略など、資金力が必要な戦いはしてはいけません。
ちなみに、
ビジネスの売上は=集客数×単価×購入頻度
で決まります。
集客を頑張るのは実は一番難しく、成果が出るまで時間がかかります。
あと、一回買い切りの商品の場合、購入頻度もあまり変えれません。
そこで、売上を上げるなら、単価を高くするしか方法がないのです
なので、個人でビジネスをするなら、高単価な戦略を取るしかないのです。
まとめ
以上より
- PayPayは購買データを販売して儲けている可能性が高い
- とにかく大盤振る舞いを沢山して、依存度を高くさせ電子決済市場で勝ちにきているPayPay
- 個人ビジネスでは、価格競争、安売りは死を意味する
ということでした。